【親子関係】妊娠中父が癌になって学んだ事

こんにちは、ぷぷです!

いきなりですが、私の父は今緩和ケア病棟に居ます。

ふとした瞬間に父を想い、泣きそうになりながら娘っ子を抱きしめたりする毎日です。

それでも私は父の前で、付き添いに疲れている母の前で、あっけらかんと笑うことができています。

もし、大切な人が病に倒れて自分を責めている人がいたら、少しだけでも心を軽くしてもらえる事があるかもしれないと思い、この記事を書きました。

みんな同じ想いを抱えている

父は今癌の居所が悪く、話をすることも、自分で体を動かすこともほぼ出来ません。

とてもアクティブでそこそこ若い父なので、話が出来ていたら「こんな退屈な所に居たくない!」と駄々をこねるだろうなと思っています(笑)

そんな父が癌だと知らされたのは私が妊娠中の時で、父も母も詳しい病状を教えてはくれませんでした。

それなりにショックだったものの、父はすこぶる元気そうで「絶対治るんだろうな」と私は信じて疑いませんでした。

臨月に入ってからはホルモンバランスの乱れやメンタルの不安定さ、お産の不安でイライラしたり些細な言葉に敏感になったり。

時に母親の過干渉を父に愚痴る事もあったし、予定日を超過し始めてからはかなりイライラをぶつけてしまいました。

そんな時父はいつも「ぷぷは頑張っているよお父さんの子にしては上出来だ」と言ってくれ、私を上手くコントロールしてくれていたと思います。

でも、その時既に癌が転移している事を知り父はかなりショックを受けていたようです。

出産当日、父は娘っ子に会いに来てくれその数日後即入院となりました。

父が本当は自分のことでいっぱいいっぱいだったと知った時、私は自分の事を沢山責めました。

「どうしてもっと父に優しくしてあげなかったんだろう」

「なんでもっと会わなかったんだろう」

「もっと、、、、もっと」

ギャンギャン泣く新生児を抱えながら、一緒になって泣く日が続き、心も体も疲れ果てていた時主人が私にこう言いました。

「みんな同じ想いを抱えているよ、ぷぷだけじゃないよ

初めは「みんな同じはずないじゃない、同じ想いなんてあるはずがない」と一瞬ムっとし(笑)

でも、主人の言った「同じ想い」とは「考え方」ではなく私が自分を責めている原因である「後悔」の事でした。

誰だって「後悔」を抱えている

父はとてもユニークな人なので沢山の友達が居て、毎週末誰かが来てくれています。

親戚も仲がいいので皆父の為に動いてくれ、お見舞いに来てくれます。

私の主人も父の事を好いてくれ、「会いに行きたい」と片道3時間かかる病院へ自ら行ってくれます。

私から見れば皆、私より父に対して優しくて今までの行動に対し、後悔なんてなさそうに見えていました。

それでも、ふと聞いた親戚の言葉や主人が時々もらす言葉から、皆それぞれ沢山の後悔を抱えながら、父と向き合い笑ってくれているんだと感じる事がありました。

私だけがこの後悔(想い)を抱えてるわけじゃない、私が至らないから後悔だらけなわけじゃない。そう思えるようになったんです。

きっと、病気になる前どれだけ会っていても、優しくしていても、どれだけ旅行に行っていても、、、「もっと、もっと」という後悔は付きまとっていたでしょう。

気持ちから出る行動に後悔がない人なんて、きっと1人もいないんです。

過去は変えられない

近い将来タイムマシーンが出来たら、私は父に病気の事を早く話して父の未来を変えたいと思うことがあります。

しかし、過去に戻って主人公が父親を救い、未来に戻ったら自分の子供が別人になっていて、最終的には父親よりも自分の子供を選ぶという映画を思い出しました。

現在進行形のこの瞬間は色んな奇跡によって、様々なタイミングや決断によって決まっています。

だからこそタイムマシーンがあっても、過去は変えられません。

悲しいことかもしれないけれど、どうしても変えることは出来ないんです。

でも、今すぐに何か行動したらどこかしらの未来を変えることが出来ると思います。

私は、美味しいものを食べてもらう、沢山笑顔を見せる、娘っ子の成長を動画で送る、お見舞いに行ったら沢山話しをする、沢山手を握る。

これが今の私に出来る「今すぐに行動出来きる事」です。

それがどう未来を変えたかどうかは、まだわかりません。

それでも、自分自身の後悔を少し減らすことは出来ていると思います。

それと同時に表情が出なくなった父ではありますが、顔色や目付きが変わるので少しは喜ばせてあげているんじゃないかと自画自賛しています(笑)

過去は変えられないけれど、今の自分に出来る行動次第で、少なくとも少し先の未来を変えることが出来るはずです。

あっけらかんと笑っている大切さ

私は1人っ子なので親に何かあったら全て私にのしかかってきます。

それが少し前までとても重くて辛いものでした。今だって考えてしまうと「ううー…」と思ってしまうこともしばしば(笑)

だからこそ前者に話した「今すぐに行動出来ること」で「負担」になる事はしていません。

私のしている事に対して「なんだ、そんな事しかしてないのか」と感じる方もいると思いますが、これが今の私に出来る精一杯です。

それ以上こなしていたら、きっと私は父の前であっけらかんと笑うことは出来ませんし、付き添いに疲れている母を元気づけることはできません。

家族3人だからこそ、誰か1人は明るく笑顔で冗談の10個でも言える人が必要なんです。

誰か1人の笑顔は病室で確実に周りを明るくします。

その笑顔はきっと一瞬でも病を忘れることができるし、作り笑いでも心が軽くなると言われている分、もしかしたら病原も弱らすことが出来る可能性があると思っています。

父も大切だけど大切なのは自分

見出しから見るととても薄情な娘だなぁと思いますし、母から産後1週間たった頃、病院へ来いと言われ断った時「お父さんの事どうでもいいのね!」と怒られた事もあります。

「娘に会いたい」ときっと父は思ってくれてたはずです。

でも、父のお見舞いに産後1週間から片道3時間かけて毎日通っていたら、体は今ほど回復していなかったと思います。

「孫の顔がみたい」ときっと父は思っているはずです。

でも、生後1ヶ月の娘っ子を毎週病院に連れていったりしたら娘っ子も私も疲れ果てていたでしょう。もしかしたら予防接種前に病気になっていたかも知れません。

そしたら父は自分を責めるでしょう。自分が病気になったせいで無理をさせたんだと。

父の事は大好きです。とても愛しています。出来ることなら毎日でも会いに行きたいですし、孫の顔だって見て欲しい。

無理をして色んなリスクを犯す事、逆に安全を選んで我慢し、我慢してもらう事、果たしてどちらが正解なのかは正直わかりません。

でも私は父を悲しませるリスクを回避するほうを選んでいます。

父の性格的にも、自分や娘っ子を大切に出来ていなかったら怒るでしょう。

そして私も父へあっけらかんと笑うことは出来ていなかったと思います。

見舞われる本人が「自分のせいで無理をしてるんじゃないか」きっと1番気にする事だと思うのです。

自分を大切にすることは、相手も大切にしていることに繋がると私は考えています。

最後に伝えたい事

親がお見舞いに行くたびに変わっていく姿を見るのはとても辛いです。

主人と娘っ子が待っている家に帰ると、疲れと複雑な感情が押し寄せてきて涙が出てきます。

生き物は生きている限りどこかのタイミングでその過程が訪れるものですが、私は父がこんなに若くしてその過程にぶち当たるとは考えてもいませんでした。

でも、今はそれが現実です。かと言って父とこの先も生きて行くことを諦めている訳ではありません。

今を変えることは出来ないけれどこの先を変えることは出来るはずと信じています。

諦めない事は辛い事だと思うかもしれませんが、諦めていないからこそ出来ることも笑うこともできます。

今の自分にできる範囲で出来ることをするならば、無理せずに諦めない事が出来ます。
それは病気から目を逸らしている訳ではありません。

全てを受けいれたからと言って、未来を諦めるなんて勿体ないし、何がどう好転するか分からないのが生き物だと思っています。

奇跡なんて無いと言われる時もありますが、それを証明出来るものもありません。

今は辛いかもしれないけれど、是非未来を信じながら相手も自分も大切にして、沢山笑いながら今を過ごせるように。

そして、時々頑張ることに疲れたら誰にでも良いので吐き出すことが大切です。

友達でもTwitterでもノートにでも。素直に吐き出してしまいましょう。溜まったモヤモヤはお金と違い何にも使うことができませんから(笑)

そうして自分のガス抜きをしながら一緒に頑張っていきましょう!

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